TouchGFX ALの設定
TouchGFX Generatorをプロジェクトに対して有効化すると、X-CUBEユーザ・インタフェースには3つの主なグループ([Display]、[Driver]、[Video Decoding])が表示されます。 4つ目の[Dependencies]は、現在の設定で問題が検出された場合に表示されます。
- Dependencies - このグループには依存関係、警告、または設定内の具体的なエラーに関する開発者への通知が含まれます。 エントリが存在しない場合、このグループは非表示になります。
- Display - このグループにはディスプレイに関連する設定(インタフェース、フレームバッファのビット深度、幅、高さなど)が含まれます。 これらの設定は、TouchGFXプロジェクトのキャンバスのサイズや、アセット用に生成されるコードに直接影響します。
- Driver - このグループでは、アプリケーション、グラフィックス・アクセラレーション(DMA2DおよびGPU2D)、RTOSのティック・ソースに関連する多くの既製のドライバをユーザが選択できます。
- Additional Features - このグループには設定で使用できる追加機能が含まれます。たとえば、非メモリ・マップドFlashの画像データやフォント・データを使用するアプリケーションや、ベクタ・レンダリング機能を持つアプリケーションの作成機能などです。
- Video Decoding - このグループでは、ハードウェアまたはソフトウェアのビデオ・デコーディングをユーザが有効化できます。 このオプションはビデオ・ウィジェットと併用する必要があります。 なお、すべてのマイクロコントローラがビデオ・デコーディングに対応しているわけではありません。
このセクションでは、STM32CubeMXで抽象化レイヤを設定するためにTouchGFX Generatorが提供している各設定の、さまざまなオプションについて説明します。
📄️ ディスプレイ
Displayグループには、ディスプレイに関連する設定(インタフェース、寸法、バッファリング戦略など)が含まれます。
📄️ ドライバ
[Driver]セクションでは、TouchGFX ALのさまざまな役割に対応するドライバを開発者が選択できます。
📄️ 追加機能
プロジェクト設定で何らかの追加機能が使用可能になると、[Additional Features]グループが表示されます。
📄️ ビデオ・デコーディング
[Video Decoding]セクションを使用すると、開発者は、ハードウェアまたはソフトウェアのいずれかのビデオ・デコーディング機能を使用してTouchGFX HALを強化できます。