使用方法
TouchGFXを使用して作業を開始するための前提条件は、TouchGFXの最新バージョンのインストールです。これについては、「インストール」セクションで説明しています。
インストールが完了すると、最初のTouchGFXプロジェクトを開始する準備が整います。 本書の主要なセクションをご確認いただき、TouchGFXの基本概念を把握を推奨します。 最も重要なセクションは「開発の概要」です。ここでは、完全なTouchGFXプロジェクトのために必要なソフトウェアおよびハードウェア・コンポーネントと、それらの作成に必要な作業やツールについて紹介しています。 既製のコンポーネントを使用して簡単なプロトタイプ作成を開始する方法も説明しています。
TouchGFXのクイック・スタート
TouchGFXで、サンプルのUIプロジェクトを試し、STM32評価キット上で実行したい場合、TouchGFX Designerには幅広いTouchGFX Board Setupと、GUIサンプルとデモが用意されています。
TouchGFX Board Setup + サンプルおよびデモ
TouchGFX Board SetupをベースにしたTouchGFXプロジェクトを作成するには、先へ進んでTouchGFX Designerを開始してください。
TouchGFX Board Setupでのアプリケーションの作成とサンプル
TouchGFX Designerのスタートアップ・ウィンドウでは、広範囲のUIサンプルから選択し、ここから開始できます。 このUIサンプルは、広範なSTM32評価キットのボード固有のコードと組み合わせられるので、組込みハードウェア上でサンプルをすぐに試せます。
STM32評価キットがない場合は、お使いのPC上でTouchGFXアプリケーションを実行できます。 最初のステップのガイダンスが必要な場合には、TouchGFX AcademyのTutorialsと「How to TouchGFX」のビデオをご覧ください。 この章では、プロジェクトを立ち上げて実行し、最終的にやや複雑なUIアプリケーションを実行するところまで説明します。
Board Specific Demos(ボード固有のデモ)
アプリケーション・テンプレートとUIテンプレートを組み合わせることが可能なほか、TouchGFX Designerには、特定のSTM32評価キット向けのすぐに使用できるデモも含まれています。 これらは、Board Specific Demoの下のデモ・セクションにあります。
Board Specific Demoでのアプリケーションの作成
次の内容
この時点で、本書全体をご覧いただき、必要と思われる章をお読みになることをお勧めします。 これで本書の概要を把握できれば、詳細情報を入手できる場所がわかり、TouchGFXの主要概念を知ることができます。
主な章は以下のとおりです。
- 基本概念:この章では、本書のその他の部分の背景情報について記載しています。 後で参照する主なグラフィックス概念を紹介します。 現時点での知識や理解度と、実行予定のTouchGFX開発作業によっては、一部のセクションをスキップし、詳細が不明な場合に後から閲覧することもできます。
- 開発:この章は本書の中心となる章です。 TouchGFXプロジェクトの構造や、プロジェクトの開発サイクル全体で関与するワークフローとツールについて説明します。 ワークフローの各ステップには独自のセクションがあり、詳しく説明しています。 また、ハードウェア上でアプリケーションを実行する方法やUI開発の方法について、知っておくべき内容が記載されています。TouchGFXフレームワークのすべての機能とコンポーネントの説明などが含まれています。