Video(ビデオ)
Videoは、Motion JPEGビデオをAVIフォーマットで再生できるウィジェットです。
シミュレータで実行されるVideo
ウィジェット・グループ
Videoは、TouchGFX DesignerのMiscellaneousウィジェット・グループ内にあります。
プロパティ
TouchGFX DesignerのVideoのプロパティは以下のとおりです。
プロパティ・グループ | プロパティの説明 |
---|---|
Name | ウィジェットのName。 TouchGFX DesignerNameは、TouchGFX Designerおよびコードで使用される一意の識別子です。 |
Location | XおよびYは、親を基準としてウィジェットの左上隅の位置を指定します。 WおよびHは、ウィジェットの幅と高さを指定します。 Lockは、ウィジェットを現在のX、Y、W、Hでロックするかどうかを指定します。 ウィジェットをロックすると、スクリーンを通したウィジェットとのインタラクションも無効になります。 Visibleは、ウィジェットの可視性を指定します。 ウィジェットを非表示にすると、スクリーンを通したウィジェットとのインタラクションも無効になります。 |
Sample | Sampleは、ウィジェットのサンプル・ビデオを指定します。 これらのサンプルは無料で使用できます。 |
Video(ビデオ) | Videoは、ウィジェットが使用するビデオを指定します。 Auto Playは、スクリーンに入ったときにビデオを自動的に再生するかどうかを指定します。 Loopは、ビデオをループさせるかどうかを指定します。 |
Mixins | Draggableは、実行時にウィジェットをドラッグ可能にするかどうかを指定します。 ClickListenerは、ウィジェットがクリックされたときにコールバックを発行するかどうかを指定します。 MoveAnimatorは、ウィジェットがXおよびY値への変更をアニメーション化できるかどうかを指定します。 |
Interactions(インタラクション)
TouchGFX DesignerでVideoによってサポートされるアクションとトリガは以下のとおりです。
アクション
ウィジェット固有のアクション | 説明 |
---|---|
Play | ビデオを再生します。 |
Pause | ビデオを一時停止します。 |
Stop | ビデオを停止します。 |
標準のウィジェット・アクション | 説明 |
---|---|
Move widget | 時間の経過に伴ってウィジェットを新しい位置に移動します。 |
Hide widget | ウィジェットを非表示にします(可視性をfalseに設定します)。 |
Show widget | 非表示のウィジェットを表示します(可視性をtrueに設定します)。 |
トリガ
トリガ | 説明 |
---|---|
Video is done | Videoウィジェットがビデオの再生を終了しました。 |
パフォーマンス
Videoウィジェットは負荷の大きいコンポーネントです。 このため、Videoは、ほとんどのプラットフォーム上で要求の厳しいウィジェットであると見なされます。
描画のパフォーマンスの詳細については、「一般的なUIコンポーネントのパフォーマンス」セクションまたは「MJPEGビデオ」の記事を参照してください。
例
生成済みコード
ビューの基底クラスの生成済みコードを見ると、TouchGFX DesignerによるVideoの設定方法がわかります。
Screen1ViewBase.cpp
#include <gui_generated/main_screen/mainViewBase.hpp>
#include <videos/VideoDatabase.hpp>
mainViewBase::mainViewBase()
{
video.setPosition(0, 0, 480, 272);
video.setRepeat(true);
video.setVideoData(video_SampleVideo1_480x272_bin_start, video_SampleVideo1_480x272_bin_length);
video.play();
add(video);
}
TouchGFX Designerの例
Videoをさらに掘り下げるには、次のUIテンプレートのいずれかを使用して、TouchGFX Designer内で新しいアプリケーションを作成してみてください。